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インプラント治療(4)インプラント埋入手術 [デンタルインプラント]

いよいよインプラント埋入の施術日になってしまった.私にとって,生まれて初めての「手術」である.

指定された時刻より早く病院入りすると,体調チェックのため体重を計測し,一休み.手術室入室直前にトイレに行き,M先生と術前面談.相変わらず泰然と手術内容の説明を受け,同意書にサインしたら更衣室に向かう.このとき,先生が準備したインプラント等を見せてもらう.埋入予定のインプラントは長さ11.5mm,径3.75mmとのことだったが,切開後の状況に応じて対応できるよう長さ10.5mmや径4.00mmのものも用意されていた.

フロアの隅にある狭い更衣室にて,手術着を渡され,ロッカー前で着替える.パンツ以外は脱いで,ホテルの浴衣のような手術着を着て,キャップをかぶる.学生さんと思しき若者が2名ついてきた.

手術室では,介護ベッドのような,上半身のみ起き上がるタイプの手術台の上に横になった.麻酔科の先生及び看護士さん(どちらも女性)がテキパキと準備をしてくれる.今日の手術では,静脈内鎮静法という一種の麻酔を使うのだ.静脈内鎮静法はいわゆる麻酔とは違うそうなのだが,私は手術中ほとんど眠っていた.

右手には血圧計を巻く.一度測るのみかと思ったら,定期的に自動計測するようだった.指先には脈拍を測るクリップを装着し,胸には心電計の電極をつける.左手に点滴(麻酔用)を入れたら,楽なポーズをとる.ベッド付属のバンドで,体をゆるく拘束して手術開始である.バンドで拘束するのは,眠っているときに腕が落ちたり不用意に動いたりしないためだろう.

手術台に横になると,丸い手術用照明が目に入り,少々緊張する.しかし,静脈内鎮静法のせいか,すぐに眠ってしまった.何か痛いなー,と思って目を覚ます.最初は状況がわからなかったが,縫合のところで目を覚ましたようだ.麻酔科の先生はちょうどいいところで目を覚まさせたと思うが,縫合中はちょっと痛かった.

すぐに縫合も完了し,起き上がって更衣室に戻る.案外ラフなものだと思う.自分ではキリっとまっすぐ歩いているつもりだったが,M先生から後で「結構ふらついていた」と言われた.更衣室に椅子も用意していただいたが,特に着替えに問題はなかった.

着替えた後,スタスタと歩くM先生を追って口腔外科外来に戻り,手術の経過と本日の注意事項を説明してもらう.麻酔が残った頭で大丈夫なのかよ,とちょっと思ったが,まあそんな大層なものではないのだろう.

手術の経過について,相変わらず泰然としたM先生は「特に問題ありません」としか言わない.疑ってもしょうがないので,そうなのだろう.正確に測ったわけではないが,手術台に横になってから立ち上がるまで45分というところであった.

顎の骨の外側が低い,という点が以前から指摘されていて,埋入箇所の頂部を削るかも,とか,顎の奥の骨を移植するかも,とか言われたが,どちらもやってないとのことであった.また,埋入したのも,予定通り長さ11.5mm,径3.75mmのものとのこと.

術後の注意事項は,(1)当日の入浴は避ける(シャワー程度はOK),(2)硬いものは食べない,(3)ハブラシは当てない,(4)当日はハミガキ粉はつかわない,(5)しっかり薬(抗生物質)を飲む,(6)当日は飲酒しない,(7)しっかり休む,であった.術後チェックのため,レントゲンの予約をとって本日はおしまい.

なお,予想していたより病院を出た後の痛みは強かった.やはり骨に加工をしたからだろうか.だからといって,行動や思考が制約されるほどの痛みはなく,抜歯のときと大体同様であった.

(ここまで:初診から56日目,総費用287,616円)

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