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環境とクルマ [北イタリアから偉そうに]

環境と言ってもエコの話じゃなくて,道路とか街と言う意味.

最近,日本車も欧州車も太っちょばかりになったと嘆いているところなのだが,欧州車はさほど拡幅に抵抗感が無いように思える.なぜだろうか.

当方の印象では,街の作りや交通環境が大きく効いているように思う.

以前もブログの記事にしたが,欧州の旧市街は基本的に一方通行だ.なので,日本でイヤな思いをする「狭い道でのすれ違い」がほとんど無い.だから,一度走り出せばあまり車幅を意識しないのだろう.道端に電柱も無いしね.アウトストラーダの車線には案外余裕がないが・・・

また,町並みの構成も影響大だと思う.基本的に建物が大きいのだ.低層の小さな戸建がミッチリ建っている,というシーンは(北イタリアには)ほとんど無い.5~7階建て程度の建物が繋がって建っていて,扉を開けると中庭がある,そういう環境だ.なので,車の大きさを実感しにくいのかもしれない.当方が住んでいる日本の都市だと,狭い戸建の幅いっぱいに車が停まっていたりするからね.

縦列駐車が多いのも,車幅を気にしない理由かもしれない.尤も,並列駐車のケースもそれなりにあるので,現代のCセグメント車が並ぶと結構つらい.さすがに幅が1800mmmを超えてくると,駐車場所を選ぶ必要がある.

走行環境が車の適性を決めるのは,当然と言えば当然.日本車はもっと日本の環境に合わせて欲しいし,それぞれの地域でも一方通行を増やすなどして車の拡幅と戦ってほしいな.幅広車を売っている大メーカーは,電線の地中化(電柱撤去)に協力してもいいんじゃないかと.東京の我が家を出てから大通りに出るまでの道を考えると,次の車選びが楽しくなくなっちゃうよ・・・

w_mb2.jpg 北イタリアの我が町はお金持ちが多いのか,メルセデスGL,BMW X6,アウディQ7などの大型SUVもたくさん生息している.さすがにこれらのサイズになると「邪魔」って感じがする.写真の銀色メルセデス君,駐車枠の幅に収まってないよ.なお,フェラーリやランボルギーニの場合,駐車スペースでないところにドカッと置かれているのを見かける.ま,お出まし自体がまれだし,街ゆくイタリア人たちも「おっ」って感じで眺めているので,問題ないのでしょうきっと.


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