SSブログ

シトロエン・C3ピカソに乗る [北イタリアから偉そうに]

w_picasso.jpg毎度の週末レンタカー,今回はCitroen C3 Picassoが割り当てられた.ディーゼル1.6L,5MT.リバースギアへのロック機構は特にない.

アバンギャルドな車として名高いシトロエン,イタリアの我が町でも結構人気が高い.もちろん,価格が安めということもあるのだろうが,DSシリーズのようなアクの強い顔が結構好まれるようだ.

日本には導入されていないC3ピカソだが,日本でも販売されたC4ピカソとは全く異なるサイズ・デザインになっている.一言でいえば,ヤリスヴァーソ(ファンカーゴ)やランチア・ムーザのようなハイトワゴンだ.ちょっと太っちょだけど.

フロントもリアも,そして室内もインパクトの強いデザインだ.強い個性が好まれるコチラでは,C3ピカソはなかなかの人気者で,様々なカラーの車をよく見かける.ただし,内装はノッポな車とイマイチ合っていないようで,パーキングブレーキレバーやリアのパワーウィンドウボタンなどが異様に低い位置にあったりする.衝撃的なデザインのセンターメータ,視認性自体はまずまずだが,反応は鈍い.リアドアは非常に低い位置から開くのだが,縦横にあまりに大きくて,狭い駐車場では逃げ場が無い.

見るからにドライビングは重視されていない車だが,実際に走ってみてもその印象は変わらない.シフトレバーは,インパネシフトというには低く,フロアシフトというには高い,という微妙な位置.ビックリするほどストロークが長く,ガコッ!という感じでシフトするが,ゲートは比較的シャッキリしている.ただし,運転席に取り付けられているアームレストが,上げても下しても肘と干渉するため,すごくシフト操作がやりにくい.

排気量が1.6Lあるはずなのだが,ギア比が結構高速寄りのようで,加速は緩慢.街中では1速を含めて真面目にシフトする必要がある.アウトストラーダでは比較的扱い易いのだが,やはりもう一段ギアを増やして,ギア比を詰めてほしい.ハイチューンのエンジンを積むタイプは6MTらしいので,それに統一してほしいな.

イギリスでは右ハンドルもあるようなので,特徴的なデザインは日本でもそれなりに人気が出そうな気がするが,どんなものだろう.やっぱりATがネックなのかな.私はあまり欲しいと思わないが・・・

w_c3p_ip.jpg
変わったデザインのセンターメーター.タコメーターも速度もすべて液晶表示で,物理的な計器はない.視認性自体は悪くないが,レスポンスが良くない.また,速度表示に使われているフォントが樽のような形で,直感的に読み取りにくく感じた.ハイギアードなことと空力を無視した形状のためか加速が鈍く,アウトストラーダの料金所ではプント君に煽られたりして冷や汗をかくこともしばしば.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。