SSブログ
北イタリアから偉そうに ブログトップ
前の10件 | 次の10件

三たびフィアット・プントに乗る [北イタリアから偉そうに]

またまたプント君.どうも最寄のAVISでエコノミー指定はプント君が答えのようだ.

でも今回の黒いプント君,先の2台とはまた別の個体.驚きのガソリン仕様で,正確にはFiat Punto 1.2 8V Easyというグレードらしい.5MTでリバースロック解除はリングを引くタイプ.

イタリアでのレンタカーはこれまで全てディーゼルだったので,久しぶりのガソリンエンジンには結構戸惑う.低速でのトルクはやはり少なく,ギアチェンジには気を使う.でも,エンジンがスッと回転を上げる(上がってしまう)のはガソリンらしい.ただ,排気量が小さいので,速度が上がると回転数に比例して車内が急激にやかましくなる.なんとなく,だけど,ディーゼルよりローギアードのような・・・アウトストラーダでの130km/hでは4000rpm以上廻ってしまうし,街中で駐車場所を探すようなシーンでも3速まで上げたくなる.ギアボックスにもう1段ほしい.

同じ5MTでも,リバースロックが付いているタイプのほうが明らかに感触がいい.前回の銀プント君は何だったんだろう.ついでに言うと,6MT車はどれも5MTと比べて明確に感触がいい.やはり車格に対応して,ギアボックスにもお金がかかっているのだろう.

グレードのせいか,アイドリングストップ機能はついていなかった.まあ,付いていてもOFFにするけどね.カーゴルームにはタイヤチェーンが放り込んであった.北イタリアでは普通なのかな.

慣れもあって,プント君も3車3様で面白いと感じられるようになった.ただ,もっと別の車にも乗ってみたいから,次は違うクラスか,違うレンタカー会社を指定してみようかな・・・プジョー208とか,VWポロとか,来ないかな.

w_punto3.jpg
ガンメタ,銀ときて真っ黒のプント君.2012年登録のようだが,ガソリン車だった.人気が無いのか,アタリ個体なのか,内外装は非常にキレイ.オンボードコンピュータの表示も前2車と違う.アイドリングストップは無いのに,アルミホイールを装着している,ちょっと不思議ちゃん.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

存在感のないレクサス [北イタリアから偉そうに]

北イタリアに来て少々驚くのは,日本車の存在感が軽いこと.

渡航する前は,イタリアでは日本車に独特の高級イメージがある,と聞いていたのだが,こと私のいるベネト州では感じられない.

そうはいっても,トヨタ・ヤリス(ヴィッツ)やニッサン・キャシュカイ(デュアリス),ホンダ・ジャズ(フィット)は結構走っているし,スバル・フォレスターは警察の車に採用されている.でも,こういった「庶民クラス」では,韓国車が猛烈な勢いで伸びていて,日本車&イタリア車を脅かしている.

庶民クラスがダメならDセグ以上で・・・と思うのだが,レクサスは皆無といっていいほど存在感がない.

販売店のWebでは,ちゃんとCT, IS, GS, RX, LXがアピールされているのだが,街中でたまにRXとCTを見かける程度.レクサスの主力車種はフェラーリ並みの希少さ?だ.

欧州のDセグ以上はほとんどカンパニーカーだろうから,いろいろと参入障壁がありそうなことは想像される.それでも,ある程度使用者が選べるらしいし,ジャガーやボルボも結構走っているから,日本車だからダメってものなのかな?そもそも,イタリアにとってはドイツ車だってレクサスだって外国産車に変わりはない.

統計を見ているわけでもなく,単純に個人的な印象を綴っただけなので,もしかするとレクサスは超イケてるのかもしれない.でも,本当に存在感が薄いとすると,韓国車や東欧車の波に飲み込まれてしまうのではないかと心配だ.

キッチュなミニ・カントリーマン(クロスオーバー),派手なシトロエンDS系,ファニーなシトロエン・ピカソ系,そしてランチアやアルファが結構な人気を博していることを考えると,レクサスはもっと「日本らしさ」を表現すべきなんじゃないかと思う.今のままじゃ,日本製ドイツ車あるいは日本製アメ車だからね.

しかし,日本らしさって何なんでしょうね.

w_lrx.jpg
狭い駐車場にムラーノと並ぶLEXUS RX.北イタリア人はSUV好きで,RXやムラーノ,キャシュカイ,RAV4などはよく見かける.それらにそっくりな韓国車もまたよく見かける・・・LEXUSは設立当初,日本らしさを「奥ゆかしさ」と捉えていたように感じるが,奥ゆかしい人は高級車を買わないと思う.それにしても,LEXUS LSの100,000ユーロ超えスタートはいくらなんでも強気すぎると思うな.

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

再びフィアット・プントに乗る [北イタリアから偉そうに]

w_punto2.jpgまたプント君に乗ることになってしまった.正確にはFIAT Punto Evo, ディーゼル1.3L, 5MT.以前に借りたガンメタリックのプント君とは別個体だ.

このところコンパクトクラス(アストラやゴルフのクラス)を指定していたのだが,年が変わったらいつものAVISでエコノミークラスとの価格差がかなり拡大していた.プジョー5008で幅広車に少し辟易したこともあり,再度エコノミークラスを指定してみた結果こうなった.代表車種はフィエスタだったので,きっと・・・と思っていたのだが.

以前と同じPunto Evo, 同じ5MTなのだが,トランスミッションは少し違っていて,リバースギアのロック機構が無い.トリムレベルや生産時期によって違うのだろうか?ロックが無いのは良いとして,シフト操作の感触は最悪.ゲートの感覚が曖昧で,グニュッと押し込むような操作感なので,あまりシフトしたくない.記憶の中のプントはそれほど悪くなかったのだが.

ただ,エンジンのまわり具合と騒音は,以前の個体より良い.高速もさほどストレスなく走って行ける.私が慣れたのかもしれないが.それにしても,内装のプラスチックが一部欠けているとか,燃料計の針が満タンまで振れないなど,相変わらずイタ車ムードに溢れた車だ.でも,街中ではよく走ってるんだよね・・・5ナンバーサイズの車体は,駐車場所を選ばず,確かに軽快だ.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

プジョー5008に乗る [北イタリアから偉そうに]

w_p5008b.jpg我が家の年始旅行の友となったのはPeugeot 5008.ディーゼル1.6L, 6MT.リバースロック解除はリングを引くタイプ.

例によってコンパクトクラス(Opel Astra or similar)を指定したのだが,やってきたのはプジョーのミニバン.「車内は余裕たっぷりだよ」とレンタカー店のオジサンは言うが,デカすぎだよ.全長こそ先日のランチア・デルタと同じだが,全幅は1837mmもある.ここまで「5ナンバーサイズ」が遠いものになるとは・・・

フランス車だが,見た目は非常に地味で,初代トヨタ・ウィッシュを2回り太らせたような感じ.テールランプがサイドヘ廻り込んでいるのが唯一のチャームポイント.スペース効率を追求するとこうなるんだろうか.

燃費を気にしたのかAピラーがすごく寝ていて,座席を前に出して乗る小柄な東洋人はいつも頭をぶつけていた.燃費ヒステリー,なんとかならないのか・・・ただ,着座位置が高く,回転半径も小さ目なので取り回しは案外良かった.それでも,街中の駐車場では場所を選ばないとドアが開けられない.

対して車内はフランス車らしく?妙な作り.運転席・助手席はなぜか外側に寄っていて,中央に大きなセンターコンソールが構えている.後席(2列目)は3席独立型の「ドイツ病」シートだ.このタイプのシートを採用すると,必然的に全幅が大きくなってしまう.その割に快適ではないと思うのだが,欧州では好まれるのだろうか.3列目シートは畳みっぱなしにしていたので荷室はとても広い.装備は充実していて,左右独立調整だけでなく後席にも吹き出し口のあるエアコンは同乗の家族から好評だった.

シフトは軽いのだが,ゴリっという感触が常に付きまとう.ペダル配置はめずらしく?私にフィットしたが,巨大なフットレストがクラッチペダルに近く,慣れるまでは気持ち悪い.パーキングブレーキは電動式で,走り始めると自動解除されるのは便利.

一方,Aピラー根本からの風切音がひどく,高速道路では会話もできないほどだった.試しに手持ちのビニールテープを貼ってみたところ,だいぶ改善できた.また,後席足元には謎の小物入れがあるのだが,すでにフタがしっかりしまらない状態.フィアット系の車もそうだったが,ラテン車は「個体差」が大きいというか,未だに耐久性については一歩遅れているように思う.

そういえば,この車は燃料タンクのフタが今だに鍵式だった.必ずエンジンを切る,という意味では安全で良いのだが,車外にメインキーをぶら下げておくのはなんとなくイヤだ.プジョーはそういう方針なんだろうか.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

italoに乗る [北イタリアから偉そうに]

italo_rm.jpg家族でローマに出かけた.往路はFSのFrecciargentのSupereconomyが取れたのだが,復路には無かったのでitaloに乗ってみた.

で,結論からいうと,ちょっと期待外れだった.

もちろん,車体は2012年製と新しくて綺麗なのだが,サービスがFSとそんなに違うのかと言われると言葉に詰まる.数少ない対面席を取ることができたのだが,窓配置と座席配置が合ってなくて,折角の対面席の真ん中で柱が邪魔をする(10号車).所要時間もFrecciargentのほうが短い.

ただ,私のがっかりポイントはそこではない.駅での待ち時間を快適にしてくれるのかな?と思っていたら,そんなことは無かったゼ,ということ.

我々は始発のオスティエンセ駅から乗ったのだが,もちろんitaloのオフィスがある.ただ,小奇麗なオフィスに入っても,座れる席は僅かしかない.もちろんClubクラスの乗客なら,専用の待合室に入れるのだが,一般客はやることがない.これだとFS駅のほうがカフェやらショップがたくさんあるし,そもそもFrecciargentは本数が多いので選択肢も多い.

まだオスティエンセ駅は完成状態ではないのだろうが,どうも写真映えする部分ばかりキレイで,一般客の快適さまで手が回っていないような印象.新しい特急ということで,子供は大喜びだったが.ま,今後に期待しよう.


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

イタリアの書店と日本の雑誌 [北イタリアから偉そうに]

w_stand.jpgイタリアでは,というより日本国外では,雑誌と書籍は売っている場所が違う.書店(Libreria)には書籍だけがあり,雑誌は新聞と一緒にタバッキやニューススタンドで売られている.

流通経路が違う,という事情も耳にするが,購買側から見ると「広告が入っているか否か」で分かれているように思えて興味深い.それが理由なのか,書店は非常に格調高い存在とされているように見える.

話は飛んで,私が一旦帰国して日本の床屋に行ったときのこと.例によって物欲雑誌が多数置いてあるわけだが,最近の景気動向のせいか「記事」自体がすごく減っているように思う.たまたまEという自動車雑誌を手に取ったのだが,内容のほとんどが広告か記事広告か記事広告のようなイメージ写真.もはや,雑誌というのは広告キュレーターなのだろう.

広告キュレーターに読み手がお金を払うのか・・・と釈然としないものの,そのキュレーターが信用できるなら,それもアリかもしれない.で,信用できるのか?それを見抜くのが大人・・・なのかもしれないが,プロとしてお金を取るなら,信用について積極的なアピールがあってもいいんじゃないだろうか.

また,広告とはっきりわかる「広告集」ならまだ良いと思うのだが,記事の中に偏向成分を仕込まれてしまうのはやっぱり気持ち悪い.『「純広告」は正規軍だからウソは書けない.でも記事やブログに仕込まれた広告は「民間軍事会社」だから何でもできる.』,こんな話も聞いた.

人から指図されるのが何よりキライ,というイタリア人の性格は,メディアリテラシーにおいては有効なのかも,と思うこのごろである.

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ランチア・デルタに乗る [北イタリアから偉そうに]

w_delta.jpg毎度の自己満足的レンタカー記録.今度はランチア・デルタ.ディーゼル1.6L,6MT.リバースロック解除はリングを引くタイプ.

同じ営業所に同じクラスで予約を入れても違う車が来るのがレンタカーの楽しいところ.今回はイタリア車,ランチア・デルタが割り当てられた.

この個体,走行距離が77,000kmになろうかというところで,少々クタびれた感じ.前面ライセンスプレートがシワシワだったので,事故経験車かも.そんなのだから,ちょっと下の料金クラスに提供されたような雰囲気だ.

デルタはゴルフVIを引き延ばしたようなサイズだ.カピパラのような顔や丸いお尻がチャームポイントなのだが,荷室は深くあまり買い物車には適してない.デルタに限らず,フィアットやアルファ各車は鼻先が長いよね.

いつものことだが,このデルタもクラッチペダルが遠い.イタリア人は左足が長いのか?幸いステアリングは幅広く調整が効くので,思い切り前に押し出し持ち上げて,シートを前に出す.これにより,後席の妻から「びっくりするほど広い」とのコメントをいただく.

シンクロが強力なのかトルクマネージメントが効いているのか,当方の下手なクラッチ操作でもスムーズに走ってくれる6MTは好印象.唯一1速のみはシビアだったが,この個体がヨボちゃんだったせいかもしれない.このデルタの場合,若干2速の守備範囲が(エンジンとの関係で?)狭い感じで,以前乗ったアストラほど街中で手抜きをさせてくれない.その代わり,3速の守備範囲が広いようで,郊外の一般道は比較的ラクだった.なお,イタリアでレンタカーを借り始めた当初は「6MTとかメンドくさそう」と思ったが,慣れてくるとやっぱり6速あったほうがいい.

高速道路でもパワーは十分なのだが,うねった路面でポンポン跳ねてしまって怖い.ヨボちゃんだからか,電子制御サスの設定がおかしい(あるいは故障中?)なのか.新車で走ってみたかった.

一応高級車ブランドなので,いろんな装備が付いているらしいのだが,結局フォグランプぐらいしか使わず.内装も特段高級感はない.

でも,こんなデザイン優先車がそれなりに受け入れられてるイタリア市場は,ちょっと羨ましい.

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

イタリアの鉄道バス [北イタリアから偉そうに]

w_fs.jpgイタリアはかなり鉄道が発達している国だ.

イタリアの鉄道というと,時間が不正確なイメージが強いが,最近はかなり良くなってきている.もちろん,数秒を気にする,ということは絶対にないが,利用に困るようなことはあまりない(たまにあるが).

私が現在住んでいる町は,ベネチア方面・ボローニャ方面・ミラノ方面・その他ローカル線と,結構いろんな路線が発着するのだが,日本の中規模地方都市,という印象である.具体的には,特急と普通列車が1:1ぐらいで,それぞれ1方面について1時間に1本.通勤通学時間帯と日中はそれぞれ増減があるが,おおよそこんな感じだ.

現在,イタリアの鉄道は上下分割方式が取り入れられているそうで,路線の維持と運行管理は独立,ということになっているらしい.なので,イタリア鉄道トレニタリアに加え,フェラーリ会長の肝入りで設立されたitaloという会社が特急専門に参画してきたりしている.

イタリアでも,華やかな幹線特急に対し地域輸送列車はあまり儲かっているようには見えない.車社会のイタリアでは,鉄道に乗ったことがない「オトナ」も結構いる.

そういった状況に対し,イタリア鉄道は結構あっさりと閑散時間帯のバス代行を実施する.ミラノ市街と空港を結ぶ列車も,深夜ダイヤ部分はバスにしたりする.このあたり,柔軟なイタリアの面目躍如な感じだ.もっとも,バスに詰め込まれるのを嫌って,学生が「列車運行への署名」を集めていたりするし,列車より時間もかかるので,もろ手を挙げて歓迎されているわけではなさそう.

でも,この柔軟さは日本でもマネして良さそうに思う.地方の鉄道はJRを含めて赤字に悩んでいると思うけど,利用者が少ないときは柔軟にバス運行に変えてみたらどうだろう.鉄道は鉄道で,上下分割もせず運行しなくちゃいけない,というのは頑なすぎるんじゃないだろうか.

イタリアでも,バス代行だと乗り場が違うので戸惑う.でも,それに対処するぐらいの能力,我々も持っているはずだ.

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

白いワゴンのタクシー [北イタリアから偉そうに]

w_taxi.jpg北イタリアをうろうろしていると,よくお世話になるのがタクシー.

基本的に「流し」が無いのは日本国外でのお約束だが,ほぼ安心して利用できる.イタリアのタクシーは白いボディにTAXIの行燈と,車体に貼り付けられた広告が目印だ.

ところで,当方がお世話になったタクシーは,すべてワゴンタイプ.トヨタ・プリウスやシトロエン・C4ピカソなど,若干ステーションワゴンから外れるタイプも含むが,とにかく全てバックドアが開くタイプだ.

これらが,スーツケースを引きずる旅行者には大変有り難い.

一方で,我が日本のタクシー,例えばトーキョーのそれは,ほとんどセダンだ.旅行者が乗ることが少ないのだろうか?LPGタンクが危険だから?どうも運用者側の都合が優先されているような感じ.

アメリカのように治安が悪くて,車上狙いの被害を少しでも減らすためにセダンが人気・・・という情けない理由でもないはず.逆に考えると,北イタリアはそれだけ治安が良い,ということなのかも.

そういえば,ニューヨークのタクシーにニッサンのバン改が採用されたとの話題.アメリカのことだから,いろいろな理由があるのだろうが,利用者の利便性も大きく向上するんじゃないだろうか.最終選考に残った他の2車もミニバンだったそうな.

日本でも,デザインコンペなどで理想のタクシーを追求してくれないかな.ずっと前,どこかのメーカーかタクシー会社が「ラクーン」という名前のミニバンみたいなタクシーコンセプトを作成していたと思うんだけど・・・

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

オペルに乗る [北イタリアから偉そうに]

astra.jpg先日レンタカーを借りたところ,今度はOPEL Astra Sportsturer(アストラのワゴン)が割り当てられた.

日本では輸入が途絶えているオペルだが,こちらでは結構走っている.VWとシトロエンを混ぜたようなデザインはちょっと中途半端な感じもするが,乗ってみると悪くない.6速MTはリバースロックをシフトノブのトリガを引いて解除するタイプ.リングを引くタイプと似ているが,私にはこれが一番使い易かった.

先日のゴルフと同じクラスを指定したので,エンジンは1.7Lのディーゼルとそれなりの排気量があり,パワー感は十分.トランスミッションは6速あるためか,5MTのゴルフとは違ってかなりローギアードな感じ.1速は発進専用で,ちょっとでも動いていれば2速でOK.街中で駐車場所を探してウロウロするようなシーンでは,2速に入れっぱなしで良いから楽なのだが,郊外に出るとシフトが忙しい.

内装はゴルフほどのガッチリ感はなく,車内に伝わるエンジン音もゴルフより多め.不快ではないけど,プレミアム感はない,というのがオペルらしさなのだろうか.シフトはカッチリしていて好印象だったけど,クラッチペダルが軽すぎて却って半クラッチがやりにくかった.

日本では,レンタカーを借りてもATのDレンジに入れっぱなしな私にとって,イタリアでのMTレンタカーは刺激的だ.エンジンだけでなくトランスミッションも運転感覚を大きく左右することが実感できる.ま,MTの運転が下手なだけかもしれないけど.

それにしても,「コンパクトワゴン」というには恰幅のいい車だ.先ごろ新しいゴルフが発表されたが,これまたちょっと太ったようだ.欧州の旧市街では,そろそろ限界じゃないかと思っているのだが,やっぱり大きいほうが売れるんだろうか.

golf7.jpg
クリスマスシーズンを前に,街中で新型車のお披露目.さすがにゴルフは注目度が高い.隣にシェコダ顔になったup!が並んでいたこともあり,質感の高さを感じるが,恰幅の良さも強く感じる.メルセデスのCより幅広なんだよね・・・

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車
前の10件 | 次の10件 北イタリアから偉そうに ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。