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フィアット・ブラーヴォに乗る [北イタリアから偉そうに]

w_bravo.jpg久しぶりにコンパクトクラス(ゴルフやアストラのクラス)を指定したところ,Fiat Bravoが割り振られた.ディーゼル1.6L, 6MT.リバースギアのロック解除はリングを引くタイプ.

プントをそのままの形で大きくしたような車.地味だが,よく見ると結構走っている.お顔はプントそっくりだが,お尻は丸いランプがチャームポイントだ.黒く見えるが黒ではなく,オリーブ色というのかアースカラーというのか,軍用車のような色だ.

内装もプントを大きくしたような印象で,後席窓は手動だった.でも,センターコンソール後方に後席用のエアコン吹き出し口が用意されていた.もっとも,エアコンの送風を足元暖房に指定しても,正面の吹き出し口から熱風が出ていたが・・・ワイパーONでギアをリバースにすると,自動的にリアワイパーが動く機能がついていたかと思えば,エンジン音はガラガラと賑やか.クラス感のよくわからないキャラクターの車だ.

ランチア・デルタの兄弟車と聞いていたので,走りは似たようなものかと思っていたが,結構違った.かなり高速寄りのセッティングで,街中ではマメなシフトを要求する.一方で,アウトストラーダでの130km/h巡航(6速で2,200rpm)は非常に快適.イタリアのうねった高速道路をうまくいなしながら走る感覚だ.

ただ,6MTなのにシフトの感触が良くない.65,000キロ以上走ってくたびれた個体のせいだとは思うのだが,とにかくゴリゴリ引っ掛かる.車が温まると多少改善するが,1速・2速は力を込めてゴリッと押し込む必要があり,シフトが楽しくない.リンケージの調整が必要なのだろう.

レンタカーで借りたイタリア車たち,どうもヤレた個体が多いのが残念.耐久性に難あり,ということなのかもしれないが・・・

w_bravo_spd.jpg
これ以前に借りたラテン車は,全て速度計の文字は「奇数十キロ刻み」だったのに,この車は「偶数十キロ刻み」だった.イタリアの速度制限は,30km/h(旧市街)・50km/h(市街)・70, 90km(一般道)・110, 130km/h(自動車専用道)なので,奇数十キロ刻みが合理的だと思うのだが.高速向けセッティングと併せて,ドイツ市場を攻略する気だったのか!?


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