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第二種電気工事士を受験してみた [家]

第二種電気工事士の試験を受けた.

全くもって業務とは関係なく,自宅に準備工事だけしてある外構用配線に自分で追加工事したいな・・・と思って資格を取ることにしてみた.第二種電気工事士は数ある国家資格の中でも取得が最も容易と言われているらしく,取ったところで自慢になるわけでもない.のだが,久しぶりの試験,特に実技試験でかなりドキドキしたので,自己満足に書き残しておきたい.

第二種電気工事士には実技試験があり,指定された電気工作物(配線)を指定時間(40分)以内に作成しないといけない(平成23年度の場合).

よく言われているように,この40分という時間は,体感的にかなり短く,正確かつ手早くコトを運ばないといけない.特に,「完成」までたどり着かないことには絶対合格できない点が,ペーパーテストと大きく違う.

実技試験では,当然ながら実際に試験会場で電気工作をするのだが,そのための工具や練習用材料は結構高価である.少しでも安く,楽に合格したいところだが・・・結論からいうと,当方はお金で時間を買ったような感じで,以下のように実技までの準備を行った.

10月1日 筆記試験 → 自己採点の結果,たぶん大丈夫そう
10月半ば 実技試験用の参考書を購入
11月中旬まで 単線図を複線図に直す練習
11月初旬 実技試験の受験票が届く → 工具セット&材料セットを発注
11月中旬 工具セット&材料セットが届く(品切れでなくて良かった)
12月2日まで 実技を練習
12月3日 実技試験
1月12日 合格発表


電気工事の作業,感覚で言うと電気工作というより機械工作に近い.

私のように本業は電気工事と全く関係がない人間が,限られた時間(1~2週間)で試験準備を整えようと思ったら,割高との批判はあろうが工具も材料もセットを購入してしまうのが安心だと思う.YouTube等で作業手順が具体的に公開されているので,イメージトレーニングだけならお金を使わずにかなりイケル.だが,作業をやってみると結構「えーこんななのか」と感じるシーンが多く,本番でその度に手が止まっていると時間切れになってしまう.

私も電子回路や模型等の電気工作には経験があったが,交流100V・200Vを通す電気工事の材料には結構戸惑った.何より一番異なるのは,配線に用いるケーブルなどが大きく・太く・硬いこと.電子工作用の細い撚り線の感覚でいると,びっくりするほど作業が進まない.曲げる・形を整える・切断する,など,工具にしっかり力をかけて作業しないとうまくいかない.

また,用いる工具もラジオペンチや模型用ニッパー等とは比べ物にならないほど大きい.男性でありながら手が小さめの私のような人や,握力の弱い女性や高齢の方などは,圧着工具などをどのように握りこむか,ある程度決めておいたほうがいい.私の場合,1.6mm芯線2~3本なら片手で圧着できるが,それ以上だと両手で握りなおして絞めていた.

なお,今にして思えば,筆記試験のときに技能試験の参考書も買っておけばよかった.筆記試験のときは,「どのリングスリーブをいくつ使うか」といった問題はどう考えればいいのかよく分からなかったし,ネジなし金属管をどうアウトレットボックスに接続するのか,とかイメージが全然わかなかった.写真の多い技能試験向け参考書なら,この辺が丁寧に解説されている.

w_books.jpg
単純に「写真が多い」という理由でオーム社のテキストを使った.筆記用が1,800円,実技用が2,200円.実技用は工具の使い方も含めてカラー写真で載っていたので,事前知識が全然ない当方には有難かった.筆記試験が終わってから実技試験の参考書を買ったが,作業の様子が分かるので最初から両方買っておけばよかった,と後から思った.


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亡国のデザイン [家]

たぶん私は自分に芯のない人間なので,乗り切れないくせにデザインとかブランドといったものが気になってしまう.まったく情けないものだと思うのだが,そのもどかしさにかまけて妄想して楽しみたい.

私はときどき住宅雑誌を覗いたり,物欲系雑誌の住宅特集を見たりする.父や義理の弟が建築士だから・・・という言い訳をしてみたりもするが,つまりは野次馬根性である.

そういった雑誌では,斬新なデザインの住宅やデザインの試みなどが,過度に美しい写真によって紹介されている.しかし,子持ち家族の父親として日々を過ごしていると,なんというか,胸につかえるものがある.

上記の書籍に登場する発注者には,「生活感のない住宅を」という希望を発する人がとても多い.実際に生活するのに,生活感が無いってどういうことだろう?「生活感の出ない住宅」ならまだ分かるのだが.

生活感の出ない住宅・・・って,現代住宅デザインでは散々に非難されている(ように思える)「客間中心の住宅」じゃないのか?つまるところ,表舞台と舞台裏が明確に分かれていれば,「生活感の出ない住宅」になるんじゃないかと.しかし当然,土地面積等に制約があれば,客間重視が生活空間たる舞台裏の圧迫となる.住宅設計者達はそれを非難した結果何をしたかというと,表舞台に全部を詰め込んでハイ終わり,なんじゃないか.

非常に残念な気持ちになるのは,「この夫婦(若夫婦が登場する場合が多い)はどうやって子育てするんだろう」と思われる例が多いこと.子供が成長したら,別の家に住み替えればいい,そういう提案なのだろうか?しかし,過度に注文者の嗜好(や建築家の実験)を取り入れた住宅に,経済的価値(売却して引き続き他の住まい手に使われる可能性)はほとんどないように思われ,住み替えは難しそうだ.

話は横にずれるが,日本の住宅が長持ちしないという話.これは,家(土地以外の部分)が経済的価値を失ってしまうということにほかならない.雑誌に載るような,過度にオーダーメイドした家は,他の人にとっての商品価値を著しく損耗しているように思う.経済的価値を維持するならば,なにか異なる基準で設計を行なう必要があるのではないか.

さらにずれて,いい家について考えると,それは結局,家単体で解決する問題ではないと,誰でも気づく.私は風水についてよく知らないし,風水を重視する気もないが,「家よりも土地の力が強い」という考えには同意できる.アーキテクトを名乗る人々は,個々の家をどうこうするよりも,変形狭小土地が出ないように町を整えたり(つまり彼らのデザインが区画変更に要する労力や金銭を上回る価値を生む),危険な場所や景観を乱す場所に住宅を建てさせないようにする(それは行政コストを通じて我々の経済的負担を軽減することになる),あるいは適切な形で独立した住宅を集合住宅へ転換させていく,といったことに注力すべきなのではないか.あるいは,そのような意見を人々に広めるべく努力すべきではないのか.

子育てに適さず,都市の住宅環境問題も解決せず,経済的価値もはっきりしない.これでは「亡国のデザイン」ではないか,そうもどかしく思うのだ.

妄想,以上.
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ミニレフ球型LED電球 [家]

交換後例によってLED電球.今度はミニレフ球型.

小型スポットライトに結構使われているミニレフ球.今回は,家の外構に使っている防滴型スポットライトのバルブを入れ替えてみた.

E17口金のミニレフ型LED電球は,意外なほど大手メーカー空白地帯になっている.しかしながら,レフ球は配光がLED向きなせいか,製品自体はいろいろ発売されている.今回は(株)エス・ティー・イーという会社のJD1708BDという製品を選んでみた.

このシリーズ,光色やビーム角,それに口金サイズでかなり広いバリエーションがある.今回は庭木を照らす照明ということで,温白色のビーム角120度(最も広い)を選んでみた.

交換対象にしたバルブは,元々5年前の外構工事時に導入した,かなり初期のLEDスポットランプ.当初,工事を依頼したエクステリアメーカーは150Wの白熱灯を設置していたのだが,照度センサによって夜になると自動的に点灯し,一晩中電力を消費し続けるので,たまらずLEDに替えてもらったのだ.

件のLEDスポットライトは,松下電工(当時)のLW46101というもので,白色LED・1.2Wというシロモノ.白熱灯150Wに比べると圧倒的に暗く,光色も青白かったが,まあそんなものか・・・と導入したのだ.

このスポットライト,防水パッキンの中は単純にE17ソケットがあるだけ.ならば,進歩著しい最近のLEDに替えてみよう,となんとなく思いついたのだ.

さて,元々スポットライトの中に入っていたのは,NK01241なるバルブ.現在は廃盤だが,後継と思しきNK01241Cは何と12,600円.いくら光源寿命40,000時間と言われても,1.2Wの暗さでは先に商品寿命が尽きてしまうよ・・・このバルブ,長さが短いのが特徴といえば特徴なのだが,スポットライト本体は元々白熱レフ球を入れる想定なのか,空間に十分余裕があり,JD1708BDも余裕で収まった.

さて,交換後点灯してみると・・・明るい!全光束230lmと,最新鋭LED電球としては驚くような値ではないが,やはりスポット配光だとLEDは強い.光色も青白かったNK01241から自然な色になり,照らされる木の葉やレンガが綺麗に見える.消費電力こそ1.2Wから4Wに増えたが,それを補って余りある満足感が得られた.もちろん,白熱球150Wとは比べられないが,そもそも150Wは明るすぎたので,これぐらいがちょうどいい.

そんな感じで,なかなか良かったバルブ交換.他のミニレフ球スポットライトも替えちゃおうかな・・・

JD1708BD NK01241
新しく取り付けたJD1708BD.どうやら3個のLEDチップが使われている模様.120度と広い照射角を誇るが,明るさ(明るさ感?)は全光束230lmとは思えないほど.パッケージにあるような,60W球との代替は,さすがにどうかと思うが・・・ 5年前のLEDスポットライトに採用されていたNK01241.何と12個もLEDチップが使われている.しかしながら,消費電力は1.2W.発光効率と消費電力のバランスは,5年前当時といえどももう少し頑張れなかったんだろうか・・・やはり,当時も放熱が問題だったのかな.

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ハロゲン型LED電球 DL-JM32L [家]

DL-JM32L今度はハロゲン電球の代替用LED電球を導入.シャープのDL-JM32Lという,7月14日に発売されたばかりのもの.ネット通販で即納になっていたので,思わずポチッとしてしまった.

我が家の玄関にはユニバーサルダウンライトがいくつかあるのだが,そのうちの1灯は主照明と連動する電路になっている.向きによって玄関全体を照らしたり壁面を照らしたりできるので,別に不便はないのだが.消費電力を削減できるならそのほうがいい.でも,LEDに交換して暗くなったらヤだな・・・そう思っていたところ,今月初旬にシャープから「違和感無く交換可能」を謳う製品が発表された.それで,発売日を待ち構えて注文したのだ.

購入した製品は,DL-JM32Lという型番.高演色でないタイプの,中角(20度)型だ.高演色タイプ(DL-JM22L)もあるのだが,通販サイトで入荷待ちだったことと,交換前のハロゲン球もかなり赤みの強いタイプに思えたので,あまりこだわらないことにした.

予想より重いパッケージを開いてみると,4灯のLEDを収容しているらしき筐体が現れた.交換前に使用していた東芝ライテック(実際にはウシオ電機)・ネオハロビーム(JDR110V40W)と比べてみると,大きさ(長さ)が5mmほど大きい.今回の交換では問題とならなかったが,ニッチ照明等で,天板の高さとハロゲン球の高さを合わせているような場合,これに交換すると少し飛び出すことになってしまいそうだ.寸法をよく測ってから購入すべきであろう.

点灯してみると,たしかに「違和感はない」.色も明るさも,交換前のハロゲン球をしのぐレベルにある.元のハロゲン球は,40Wで60Wの明るさを謳っていて,DL-JM32Lは50W相当を謳っているようだが,1m程度の壁面を照らす状況では同等以上の性能だと思う.

省電力なのはもちろん,ハロゲン球と違ってあまり熱くならないので,点灯させつつ照射方向の調整が容易にできるのはありがたい.この勢いで,他のハロゲン球もLED化させたいが,しかし,もう一段の価格低下を期待したいところだ.ミニハロゲン球も製品化して欲しいな.

USHIO JDR110V40W SHARP DL-JM32L
左がハロゲン球(東芝JDR110V40W),右がLED球(シャープDL-JM32L).照射対象のファブリックパネルは45cm角で,照らしているユニバーサルダウンライトから1m弱の距離.目で見た感覚では,ハロゲン球よりLED球の方が明るい.ダイクロハロゲンのようなスポット配光なら,LEDがかなり有利なのだろう.
高さ比較
横姿を比較したところ.発光は違和感ないのだが,形状は若干長いので注意が必要.

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XLEDIA X14 その後 [家]

先日,試しに2灯購入したXLEDIA X14がまずまずの感触だったので,残り4灯の調光スポットライトも白熱球から置き換えるべく,さらに4灯買い増ししてみた.

早速4灯を交換してみると,次のような事象(問題)があったので,一応書き残しておきたい.

(1) 6灯全て交換するとやや大きいノイズ(音)が発生

我が家の状況を先に説明せねばなりますまい.我が家のLDには天井付けで6灯のスポットライト(100Wレフ球)があり,2基の調光器(回転ツマミで調節するタイプ)に接続されている.つまり,調光器1つで3灯の面倒を見ている電路になっている.

これに対して,調光器1つあたり2灯までのX14だと特段の問題はないのだが,3灯目まで全てX14に交換すると,結構大きい音で「ジー」というノイズが3灯全てから発せられ,非常に不快な状況になってしまった.2基ある調光器のどちらでも発生したし,X14をとっかえひっかえしてみても発生したので,個体差の問題ではないようだ.

ノイズは盛大に発せられるが,点灯そのものに異常はなく,調光もちゃんとできたので,これは製品仕様の範囲内なのだろう.光量を絞るとノイズも小さくなったので,3つのX14で電力を奪い合っているのだろうか?とにかく,家族のブーイングも受けて,6灯のうち2灯は元の白熱球に戻した.その代わり,調光器に接続されていないスポットライト2灯にX14を取り付けた(高価なX13となってしまった・・・).

ちょっと残念ではあるが,製品仕様にも「調光器によってはノイズがでるかも」と書かれているし,点灯自体はちゃんとなされているので,ユニティを責めるわけにもいかないのだろう.

とにかく,ハイパワーLED電球はまだ高価なので,決して全ての電球を一度に交換しようとせず,「もし調光電路がダメなら別の箇所に使いまわすぞ」といった気分で少数ずつ買い増ししていくのが安全だと痛感している.当方もX14+X13で6灯買い,などとしなくてよかった.


(2) すごく明るい

X14は全光束820lmと,100W白熱球よりも数値が低い(もちろんX15やX16よりも低い)ので,当初は交換により若干暗くなるのではないかと心配していた.しかしながら,LDにて4灯(上記(1)の理由で残り2灯は100W白熱レフ球)を点灯させるとすごく明るい!正直,ちょっと明るすぎる.色も白熱球より白っぽいので,鋭い明るさというか,店舗の照明のような雰囲気.調光器のつまみを半分ぐらいにしてちょうどいい感じだ(電力が半分なのかどうかは分からない).一応これぐらいなら,主電源をOFF/ONしてもちゃんと点灯してくれる.

他メーカーの製品が同様の特性を持っているのかどうかまでは分からないが,スポットライトというLED電球の配光特性に有利な状況で使うのであれば,650lmぐらいでも十分なのかもしれない.今現在入手可能な,調光器対応LED電球(電球色)だと,シャープのDL-LA6BLが600lm,パナのLDA8L-A1/Dが425lm.シャープのヤツなら,若干暗いぐらいでうまくフィットするかも.

できれば,ユニディには700lmぐらいの調光器対応XLEDLA X12とか発売して欲しいな.調光すると赤味を増すような演出付きでぜひ.


以上

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XLEDIA X14 [家]

またLED電球の話.XLEDIAのX14-WJを導入した.

我が家のリビングダイニングは天井に6灯,梁等に5灯,合計11灯の100Wレフ球スポットライトで照らすように出来てる.天井の6基は調光器に接続されていて,基本的に電球型蛍光灯などは使えない.一部交換してみると,全点灯だとそれなりに機能するみたいだけど・・・残りのスポットライトは通常の電路なのだが,電球型蛍光灯は十分に点灯するまでの時間が長い.結局4灯だけ電球型蛍光灯に置き換えて使ってきた.これだと,調光はできないし,節電効果も中途半端だ.

しかるに最近,ユニティのXLEDIA X15を1灯導入してみたところ,十分以上の明るさがあった.そこで,調光機能のあるX14を天井スポットライトに導入してみることにした.

X14はX15に比べると明るさで劣るが(X13と同じぐらい),X15では「明るすぎる」と家族から意見があったので,X14でも十分だろうと踏んだのだ.もっとも,LED電球は直視すると眩しいので,照度が十分で「明るすぎる」のか印象の問題なのか,若干不安ではあった.

実際交換してみると,X14でも十分100Wレフ球の代替は果たせるのではないかと思う.スポットライトなので,直下照度の明るさが有利に働いている.100Wレフ球との交換なら,サイズ的にも問題ない.色味はやはり異なっていて,少々大げさに言えば「橙色」の白熱球に対して「桜色」のXLEDIAという感じ.尤も,取り付けてすぐは「白いなー」と思えたのに対し,数日経過してみるとかなり違和感が消えていたので,エイジング?が大事なのかもしれない.

調光器との相性も問題無いようで,キチンと減光してくれる.もちろん白熱球とは減光度合いが異なり,調光器を最小に絞っても,白熱球ほど暗くならない.また,白熱球は絞ると赤みを増すが,LEDは同じ色のまま減光する.白熱球の雰囲気が好きな方は,一度に全灯交換しないで,少数で試してみたほうが良さそうだ.

LED電球の性で,調光器を絞った状態で電源を入れても発光しない.また,当方は2個購入したのだが,1つは絞ると「ジー」というノイズを出したり,最小まで絞った際にちらついたりした.もう1つはそのようなことはなかったが,それなりに個体差があるのかもしれない.

天井のスポットライト交換は長脚立が必要でめんどくさい.明るさも十分あり,LEDの長寿命と低消費電力を両立してくれる製品として,高価だが気に入っている.あと4灯ある調光器電路のスポットライトはX14で置き換え,残りはX13で置き換えよう,と思っているのだが・・・もう少し安くなるといいな.

なお,最近X16なるX15に匹敵する調光可能なLED電球も登場している.調光できるんだからより明るいほうを買っておけば安心・・・かもしれないが,調光時には前述のようにノイズが出たりする可能性もあるので,あまり極端な明るさを追い求めないほうがいいんじゃないかな,と個人的に思っている.X16はX14の倍額だしね.

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天井のスポットライトに導入したXLEDIA X14(右).左は100Wレフ球(白熱球).カメラで撮ると差が分かりにくいのだが,肉眼なら色の違いははっきり分かる.壁の反射はXLEDIAの方が明るく見えるが,色が(白熱球との比較で)白っぽいことも効いていると思う.LEDは発光体が眩しく見えるので,客観的な明るさを判断するのはなかなか難しい.
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調光器にて目盛り50%75%程度減光した様子(訂正).白熱球はかなり減光し,色が赤みを帯びているが,LEDの方は明るく輝いている.肉眼では,LEDもかなり減光しているのだが,白熱球ほど暗くはできない.また,白熱球を減光した際の赤みの強い光には独特の雰囲気があるが,LEDの場合は色が変わらないので,印象はかなり異なる.最大に減光すると,通常点灯時の1/4ぐらいの明るさかな,と根拠なく思う.

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ゴリゴリ削る [家]

w_bulb4.jpgまだ続くLED電球熱.いまさらながら,パナの斜め取り付け型LDA6L-E17/BH.390lmと,東芝LDA5L-WE17より全光束はわずかに上.外観がLDA5L-WE17のような「いかにも電球」という形をしていないので,結構大きいんじゃないかと勝手に予想していたが,実際に手に取ると,ミニクリプトン球サイズにちゃんと収まっている.

主に電球を斜めに挿すダウンライト用に開発されたと思われるこの電球,我が家でも早速使用頻度の高いダウンライトに取付だ・・・と意気込んでみても,入らない.

ネット上でもいろいろ情報が出ているが,一部のダウンライト機器ではソケットの周囲にガードのような突起部があり,これが比較的太いLED電球の根元部分と干渉して,うまく捩じ込めないのだ.我が家のコイズミ製ダウンライトも,かなり立派な突起があり,LDA6L-E17/BHは入らない.ちなみに,よりミニクリプトン球っぽい形のLDA5L-WE17も点灯するところまで入らなかった.かなりシビアなサイズであるようだ.

しかし,そんなことはネットのおかげで分かっていたので,樹脂製のガードを削ってしまうことにした.電動ドリルにヤスリアタッチメントを取り付け,ゴリゴリと削ってみた.見上げる状態でゴリゴリと押し付けるので,電動ドライバとはいえ結構疲れる・・・慎重に干渉をチェックしながら削ると,おおよそ突起部内側を1mm弱削ったところで,LED電球が点灯するところまで捩じ込むことができた.なお,事前に心配していた,ダウンライト頂部にある取り付けネジとは,全く干渉する気配がなかった.

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我が家のダウンライトのソケット.左がオリジナルの形態,右が削ったもの.見づらくて恐縮だが,突起部の内側を最大1mm程度,電球の胴体に合わせて斜めに削っている.使ったヤスリがプラスチックに適していないようで,結構時間が掛かった.適切なヤスリを使えば,人力でもさほど苦労はないと思うが,作業に当たっては安全めがねの装着をお勧めしたい.


点灯してみると,なるほど,光が下方向に集中して放たれるので,結構明るく感じる.ただ,絶対的な光量は当然ながらスペック通りで,単独かつ比較的高い天井部に配置されたダウンライトだと,以前が60Wミニクリプトンであったこともあり,かなり暗い.一方,玄関ホール近くのダウンライトは,玄関照明と同時点灯であり,かつ設置部分が我が家の中で比較的天井が低い部分であることから,暗さを感じることはなかった.聞きかじった話だと,LED電球は直視するとかなりまぶしいため,照明が明るくなったように感じるそうな.絶対的な光量を他光源(あるいは多光源)で補えれば,それなりの役目を果たしてくれそうだ.

また,興味本位で,LDA5L-WE17のときにうまくいかなかった玄関照明に取り付けてみたところ,少なくとも配光と照明自体の明るさにおいてはかなりいい塩梅であった.

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我が家の玄関照明は電球を水平に2灯取り付けるタイプ.左が元のミニクリプトン球2つ,右が斜め挿しLED電球を水平に取り付けたもの.LDA6L-E17/BHだと発光部が斜め下を向くことになる.点灯してみると,想像していたよりずっと良い配光が得られる.発光部を回転させて微調整できる点もポイントが高い.あと少し明るいといいんだけどな.



パナが特許でも持っているのか,他社からなかなか登場しない斜め挿し電球だが,ダウンライトには拡散光型LEDよりも明るさの点で有利なのは確か.450lm程度のタイプが登場してくれれば,ダウンライトは基本的に置き換えられそうに思う.

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光が広がるタイプ [家]

bulbs.jpg妻子にすっかり「電球趣味」と認知されつつある今日この頃.ホームセンターで見かけると,つい手が伸びてしまうのだ.

今度は東芝が出しているミニクリプトン型,LDA5L-WE17.E17型口金に対応する,光が広がるタイプのLED電球だ.先に買ってみたシャープ製DL-JC2BLと同様に,内部に光を拡散させるプリズムが仕込まれていて,比較的光が広範囲に広がるらしい.DL-JC2BLはシャンデリア型だったが,こちらは普通の電球型で,全光束も380lmとかなり明るい.

今回は,点灯頻度の比較的高い,玄関照明や階段照明に使うことを狙ってみた.

まずは玄関照明から.我が家の玄関照明は,ミニクリプトン60Wを2球,水平互い違いに配置し,フロストガラスのカバーをつけるタイプ.LDA5L-WE17は,大きさといい形といい,かなりミニクリプトン球に近く,違和感なく取り付けられる.重量だけはズシリと重いが(そして値段も).勇んで点灯させてみると・・・なんだかイマイチ.見た目の明るさは,まあいい線を行っているのだが,やはり直線方向(この場合は水平方向)への光が強く,天井の壁紙?の継ぎ目が目立って見える.また,横方向にもかなり頑張っているものの,配光が均一ではないようで,どうも「カゲのある玄関」という感じになってしまう.残念だが,ここは元のミニクリプトン球に戻す.

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玄関照明に使ってみた.左がミニクリプトン球60W×2,右がLDA5L-WE17×2.絶対的な明るさはともかく,天井に反射する「光の輪」を比べてみると,ミニクリプトン球の方は円形に近い形をしているのに,LEDの方は写真左右方向への広がりが少ない長円形をしている.なんとなく,だが,横方向だと色味も良くないように感じる.


次に階段照明.この階段照明は,壁と垂直に電球ソケットがあって,その周りを樹脂カバーが取り囲んでいるだけ,というシンプルなもの.こちらに取り付けてみると・・・今度はなかなかいい感じ.ミニクリプトン球と比べると,カバー正面にやや光のスポットが見えるものの,上下にもいい感じで光が出ている.絶対的な光量は,やはり60Wのミニクリプトン球には及ばず.家族から「なんか暗いねえ」とは言われるものの,消費電力が1/10になることと,配光が良いことから,しばらくこのまま使ってみることにした.

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階段照明に使ってみた.左がミニクリプトン球60W,右がLDA5L-WE17.LEDの方は,多少光が前方に集まり気味ではあるものの,上下にも光が放たれていて玄関照明のときほど欠点を感じない.絶対的な明るさが足りないのはいかんともしがたいが,階段を歩くのに危険を感じるようなことはない.


このLED電球は昨年10月末に発売されたそうだ.最近のLED電球は,明るさも配光も急速に改善されているように思う.今年の秋には,より配光が改善され,電球色でも450lmぐらいのものが登場するんじゃないだろうか.これからもチビチビLED電球に交換して,省エネと趣味の両立を図りたい・・・興味優先で.


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錫のカゴ [家]

KAGO-SQUARE-L我が家の玄関.何の飾り気もない普通の玄関だが,下駄箱の上にスポットライト(ユニバーサルダウンライト)が付いている.設計士の「何か飾ったら?」というメッセージだ.

これまで貰い物の壷なぞ置いてみていたのだが,そろそろ飽きたということで手ごろなモノを物色していたところ,錫でできたカゴに出会ったのだ.

「能作」というブランド?のKAGOというもの.スクエアの大きいほうだ.我が家にとっては安くない買い物ではあるが,とても品のある美術品など買えないので,ちょうど良いと喜んで帰ってきた.

この製品,錫でできていて,やわらかいので自由に曲げることが出来る.購入状態ではまっ平なのだ.お店に展示されていたものは,店員さんや客が何度か曲げて,微妙にぐにゃぐにゃしていたのだが,それがまたいい感じだ.

家に帰ってどんな形にしようかな・・・と考えていたら,早速子供に奪われてしまった.仕方が無いので,いまのところ,子供が作ったいわゆる「カゴ」形状で飾っている.錫はやわらかい・・・と聞いていたが,かなり柔軟に曲がる.それなりに力は必要だが,かえって無理な変形をさせにくくなっているのではないかと思う.ときどき「パキッ」とイヤな音がするが,説明書によればあまり気にしなくて良いようだ.

出来上がったものは・・・まあ,ウチの子が作ったものなので美術的価値はないが,スポットライトを当てるとメタルの輝きと立体からの影が現れるで,なかなか面白いではないかと喜んでいる.一応,世界に1つの「プライスレス」な作品だからね・・・

なお,いずれ子供が忘れた頃に,当方の手でヘンテコな形にしてやるぜ・・・と密かにタイミングを狙っているこの頃だ.

w_nousaku_unpack.jpg
購入時はこのように平ら.メタリックな輝きが素敵(メタルだから当然だが).結構大きく変形させても良いようだが,融点が低いので熱にさらさないように,と注意書きにある.子供に取られてしまったが,いつか当方オリジナルの形にしてやるぜ!

荻窪の家 [家]

shinkenchiku301書店にはいろいろ住宅関係の本が置かれていて,どれもキレイな写真が並んでいる.ふと手にとった「新建築・住宅特集」(2011/5)なるグラビア誌のようなそれをパラパラとめくっていて,「荻窪の家」というのに目が止まった.

なぜかというと・・・2ヶ月ほど前の新聞折込広告で,その家が売りに出されているのを覚えていたからだ.

我ながら野次馬でしかないのだが,やはり,なぜ手間ヒマかけて注文者の意向を汲んで設計されたはずの家が売りにだされてしまったのか,その顛末が気になるのだ(知りようがないだろうけど).上述の雑誌によれば,この家は設計に1年,施工に半年をかけて2009年9月に竣工したそうだ.その,家作りにかけた時間にも満たない期間で売りに出されてしまうとは・・・

新聞の折込広告は,小さい写真と解説がずらっと並んだよくあるものだったが,さすがにひと目みて洗練されたデザインのこの家,記憶に残っていたのだ.箱が並んだような形で,インナーガレージがある.お金に余裕のある,車好きのDINKSが建てた家・・・そんな印象を受けた.詳しくは雑誌建築事務所のwebに載っている.

上述の雑誌のグラビア写真も素敵なのだが,解説を読んで目をこすった.2世帯住宅として企画された・・・とのこと.この家,スタイリッシュなのだが,LDKを除くと6畳程度の部屋が3つあるだけ.開放的なスキップフロアで連結されているので,隠れられるのは地下の主寝室(不動産広告では「納戸」)のみ.あまりにデザインとガレージが優先されすぎているような.

無論,注文者の家族が病気になったとか,急にお金が必要になったとか,家業を継ぐために東京を離れるとか,そういう理由なのかも知れない.でも,本来の目的が十分かなえられるものだったのか,外野から見てよく分からない.

上述の雑誌にはデザイン意図が述べられていて,それはそれで理解できるのだが,南東角地という好立地,凝った形にしなくても採光・通風は十分確保できるんじゃないかと思うのだが・・・素人考えというものか.

新しい買い手が車好きのDINKSなら,きっとこの家がバッチリ機能するんじゃなかろうか.

さらに野次馬だが,当方が目にした売値は8,780万円.このあたりの公示地価は平米50万円を超えるから,東南角地のこの家だと,平米60万円として土地代で7,000万円ぐらいしそう(そんなにしないかな?).住宅デザインは金銭的価値に結びつかないのかな,やっぱり.

最後に・・・住宅雑誌は,あえてあんまりカッコイイ写真を撮らないほうがいいんじゃなかろうか.なんか,本質から目をそらされているような気がする.ま,あくまで素人の妄想ですが.
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