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すぐに明るい電球型蛍光灯 [家]

w_package.jpg欧州の明かりといえば,柔らかな色の白熱灯かロウソクか,というイメージがあったのだが,現在EU圏内では実質的に白熱灯は入手できない.省エネの観点から禁止されてしまったらしい.

実際には,白熱電球のような電球も売られているのだが,よく見ると内部にハロゲンバルブが仕込まれている.どうもハロゲン電球はOKらしい.たしかに発光効率は高く寿命も長いが,劇的な省エネ効果が見込めるわけでもない.

イタリアは電気代が高いので,デザインを気にしない部分には電球型蛍光灯がポコポコ取り付けられている.電球型といっても,カバーのない発光管むき出しのものが多いが.それはともかく,電球色蛍光灯がよく使われているのだが,ご存じのとおり蛍光灯は必ずしも電球の代わりにはなりきれない.

蛍光灯は全点灯状態になるまで,少し時間がかかる.そのため,トイレとか台所のような,ちょっと点灯させて水を飲む,といったような用途には向かない.かといって,欧州には高性能(なので高価格)な高照度LED電球はほとんど市場にない.点灯が常に短時間ならハロゲン電球で良いのだが,こちらのトイレは洗面所・お風呂場・洗濯機置き場と一体化しているので,意外と長時間点灯させることもある.

何かないかと大型電気店を覗くと・・・ありました.immeiately dualという製品.何がimmediatelyで何がdualかというと,電球型蛍光灯の中心部にチョコンとハロゲンバルブが付いているのだ.

電源投入直後はハロゲンバルブが点灯し,照度を確保するとともに蛍光管を温める.しばらくして蛍光灯が全点灯状態になると,ハロゲンバルブは消灯し消費電力を下げる.なかなか良いアイデアだ.

そうはいっても,そこはまあ日本人的な細かさとは無縁の製品.ハロゲンバルブと蛍光灯の色温度がかなり違い,ハロゲンバルブの消灯がはっきり分かるし,その際に若干暗くなる.当然といえばそうなのだが,せめて色温度ぐらい合わせておいて欲しかった.

高性能なLED電球が人気な日本では,まず売れないだろう.当方の購入価格は9.9ユーロ.このあたりが,イタリア人の電球に対する支出の上限なのだろう.

w_twin.jpg w_halogen.jpg
件のdual君.蛍光管の中央部に小さなハロゲンバルブが入っている.色温度がかなり違うのはご愛嬌. 白熱球か?よく見ると内部にハロゲンバルブ.こちらでは大きい口金=E27,小さい口金=E14みたい.

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