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プジョー5008に乗る [北イタリアから偉そうに]

w_p5008b.jpg我が家の年始旅行の友となったのはPeugeot 5008.ディーゼル1.6L, 6MT.リバースロック解除はリングを引くタイプ.

例によってコンパクトクラス(Opel Astra or similar)を指定したのだが,やってきたのはプジョーのミニバン.「車内は余裕たっぷりだよ」とレンタカー店のオジサンは言うが,デカすぎだよ.全長こそ先日のランチア・デルタと同じだが,全幅は1837mmもある.ここまで「5ナンバーサイズ」が遠いものになるとは・・・

フランス車だが,見た目は非常に地味で,初代トヨタ・ウィッシュを2回り太らせたような感じ.テールランプがサイドヘ廻り込んでいるのが唯一のチャームポイント.スペース効率を追求するとこうなるんだろうか.

燃費を気にしたのかAピラーがすごく寝ていて,座席を前に出して乗る小柄な東洋人はいつも頭をぶつけていた.燃費ヒステリー,なんとかならないのか・・・ただ,着座位置が高く,回転半径も小さ目なので取り回しは案外良かった.それでも,街中の駐車場では場所を選ばないとドアが開けられない.

対して車内はフランス車らしく?妙な作り.運転席・助手席はなぜか外側に寄っていて,中央に大きなセンターコンソールが構えている.後席(2列目)は3席独立型の「ドイツ病」シートだ.このタイプのシートを採用すると,必然的に全幅が大きくなってしまう.その割に快適ではないと思うのだが,欧州では好まれるのだろうか.3列目シートは畳みっぱなしにしていたので荷室はとても広い.装備は充実していて,左右独立調整だけでなく後席にも吹き出し口のあるエアコンは同乗の家族から好評だった.

シフトは軽いのだが,ゴリっという感触が常に付きまとう.ペダル配置はめずらしく?私にフィットしたが,巨大なフットレストがクラッチペダルに近く,慣れるまでは気持ち悪い.パーキングブレーキは電動式で,走り始めると自動解除されるのは便利.

一方,Aピラー根本からの風切音がひどく,高速道路では会話もできないほどだった.試しに手持ちのビニールテープを貼ってみたところ,だいぶ改善できた.また,後席足元には謎の小物入れがあるのだが,すでにフタがしっかりしまらない状態.フィアット系の車もそうだったが,ラテン車は「個体差」が大きいというか,未だに耐久性については一歩遅れているように思う.

そういえば,この車は燃料タンクのフタが今だに鍵式だった.必ずエンジンを切る,という意味では安全で良いのだが,車外にメインキーをぶら下げておくのはなんとなくイヤだ.プジョーはそういう方針なんだろうか.


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