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ランチア・ムーザに乗る [北イタリアから偉そうに]

w_musa.jpg慣れてくるとイタリア生活に車は欠かせなくなってくる.レンタカー,今回はLancia Musa,1,500kmも走っていない新車だ.ディーゼル1.3L,5MT.リバースギアへのロックは無いタイプ.

日本でいう5ナンバーサイズの「本当に」コンパクトなハイトワゴン.ランチアということで,それなりに外装でメッキパーツが使われているが,高級感というのはあまり感じられない.リアウィンドウは手巻きだ.でも,デュアルゾーンオートエアコンはありがたいし,アルミホイールやバックソナーも備わっていた.

センターメーターを中心に左右対称のインパネを持つ.キャビンを最大化するためか,運転席はかなり前進位置にあり,フットレストはタイヤハウスそのもののようだ.なので,クラッチペダルは少し右に寄っていて,なおかつタイヤハウスのすぐ脇にあるので,すこし内股ふうに足をひねらないと最後まで踏み抜くのが難しい.このレイアウトだと,右ハンドル版を作るのは難しそう.

シフトレバーはいわゆる「インパネシフト」の位置にある.操作性自体は悪くないのだが,リンクの取り回しがよくないのか,ゲートが曖昧なのが残念.リバースギアへのロックは特にないが,5段なので特に困ることはない.新しいのでシンクロが元気なのか,当方の下手な操作でもシフト時のショックはほとんど出ない.

キャビンが前進しているせいもあってか,エンジンノイズは大き目.正直に「ディーゼルです」って感じの音.「エンジンけっこう廻したなあ」と思ってシフトアップすると,実際には早すぎてガクガクしたりする.エンジンも低回転はあまり得意ではない様子.このあたり,フィアットの1.6Lと1.3Lでは大きく違う.活発に走るには「エンジンぶん回して・・・」というステレオタイプな欧州小型車的操作が必要になる.

スリムなボディは取り回しがラク.バックソナーも案外正確で,駐車の強力な助っ人だ.足回りは堅い感じだが,新車なので角が取れていないのかもしれない.デルタとは違い,かなり下からバックドアが開くので,荷物の出し入れもラクだ.これでパワフルなエンジン(1.6Lディーゼルもあるらしい)と6MTがあれば言うことないんだけどな.

w_musa_i.jpg
左右対称デザインのインパネ.運転席及び助手席双方の前に天地の薄いグラブボックスがある.オートエアコンの温度設定ダイヤルの回転方向まで左右対称だ.もっとも,ペダルレイアウトからして右ハンドル仕様は厳しそう.この車も速度計が偶数十km/h表示だった.他地域を意識してるのか,それともフィアットの宗旨替わりか.



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